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筋肉と血糖値調整能力

中谷美紀さんの「機能性低血糖」について、極端な低GIの食生活への心配を書かれている記事の中に、

 

筋肉が増えると、血糖値調整能力が上がり、ある程度の量の糖質を食べても、正常な血糖値の動きになる。

 

という、興味深い見解がありました。

筋肉をつければ、食事制限をしなくてもいいのであれば、それは嬉しい。

 

この記事では、筋肉をつける方法について、

 

運動をするなら、マルトデキストリンなどでしっかり血糖値を上げて、BCAAやEAAで血中のアミノ酸濃度を上げてから、食事のタイミングとは違う時間に行うべきです。

 

とあるのですが、

アトピーを誘発するために「機能性低血糖」を改善したい場合は、

注意が必要ですし、

「機能性低血糖」自体、血糖値スパイクによって激しい眠気に襲われるため、マルトデキストリンを使うことは無理があるのではないかと思います。

 

 

マルトデキストリンは糖そのもので、急激に血糖値を上昇させます。

インスリンは「プロテイン」や「BCAA」の吸収率を上げるそうです。

インスリンは血糖を下げ、血糖値スパイクの状態を作って、副腎皮質ホルモンのコルチゾールを分泌させます。

コルチゾールによって筋肉が増強され、血糖は上がって正常値に戻ります。

 

アスリートは、筋肉をつけるために、あえて副腎皮質ホルモンを消費させています。

自前の副腎皮質ホルモンより多く摂取したい場合は、筋肉増強剤として合成の副腎皮質ホルモンであるステロイドを注射します。

健康だからできるトレーニング方法です。

 

「機能性低血糖」の治療にも血糖を上げるためにステロイドが使われます。

アトピーでも、ステロイドを外用薬として炎症に利用している時は、自前の副腎皮質ホルモンが枯渇していて、炎症にブレーキをかけることが困難な状態です。

 

「機能性低血糖」やアトピーの状態が悪い時にも、筋肉は必要だけれども、

アスリートが筋力トレーニングするよううな方法で、糖質を摂って血糖値スパイクを起こせば、筋肉が増強する前に、症状が悪化します。

 

マルトデキストリンを使った筋肉トレーニングするなら、最低でも症状が落ち着いて、ほぼステロイドの服用や外用薬を使わなくてもいい状態で行うべきでしょう。

 

「機能性低血糖」やアトピーの低GIの食生活でも、アンダーカロリーにならない様にしっかり食事を摂って運動し、筋肉を落とさないことが大切ですね。

 

 

 

以下の記事を参考にしました↓

 

 

・このまま糖質制限を続けさせて良いのか

・カロリーは足りているのか

・糖質を減らしてMCTやアボカドを摂って、ケトン体が作られるような状況で、アシドーシスにならないのか

・アシドーシスに伴いMgや亜鉛、鉄などの重要なミネラルが流出してないか

・それらのミネラルが大量に失われるのを補うために、高額なドクターズサプリを使用していないか

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大変心配な状況です。

典型的な分子栄養学の間違った食事指導を受けていると感じます。

 

血糖値を気にして糖質を摂らず、アンダーカロリーになれば、筋肉が分解して、ますます血糖値の調整能力が低下します。

 

そして今までより血糖値を変動させやすい食べ物が増えていき、ますます糖質制限に拍車がかかります。

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この状況で機能性低血糖の改善をするために必要なのは、筋肉を増やすことです。

アンダーカロリーの状況で運動をすれば、筋肉が分解しやすくなります。

 

食後にスクワットをしているようですが、アンダーカロリーであれば、ますます筋肉が細くなります。

 

更に、食後の運動は交感神経優位になり、インスリンの分泌を抑えてしまうと考えれられます。

 

たまに外食をして羽目を外したときに、高血糖にならないために運動するのは良いかもしれませんが、日常的にその状態を作ると、適切なタイミングと量でインスリンが出せなくなってしまいます。

 

食後はリラックスして過ごすのが基本です。

 

運動をするなら、マルトデキストリンなどでしっかり血糖値を上げて、BCAAやEAAで血中のアミノ酸濃度を上げてから、食事のタイミングとは違う時間に行うべきです。

 

そうすれば筋肉が増えて、血糖値調整能力が上がり、ある程度の量の糖質を食べても、正常な血糖値の動きになると考えられます。

 

 

 

「マルトデキストリン」の場合は、「ブドウ糖」と「ほぼ同じ」あるいは「それよりも吸収が良い」とされる「GI値=105」であり、摂取後は比較的早い段階で「血糖値上昇」が発生。そのため、「インスリン分泌」が刺激される他、「運動」などによる「低血糖予防」をすることができるのですよ。

「筋トレ」などの「運動後」における「栄養補給」には、「ゴールデンタイム」が「2時間程度」確保されますが、身体が「栄養成分」を取り込みやすいこの「タイミング」に「必須アミノ酸」の豊富な「プロテイン」と一緒に摂取すると良いでしょう。

尚、「マルトデキストリン」の「カロリー」は、「382kcal(100gあたり)」であり、「砂糖」とほぼ同じ値となっています。

 

「筋肉を増やす・バルクアップ」というときに必須とされる栄養成分は、「たんぱく質」です。そのもととなる「アミノ酸」を摂取することを目的として、多くの方が「プロテイン」や「BCAA」を取り入れるということを実践していると思いますが、その「吸収率」を上げるためには「インスリン」による作用が非常に役立ちます。

この「インスリン分泌」を活発化する上で重要となってくるのが、「糖質摂取」。つまり、「筋肉を増やす」には、「たんぱく質」にプラスして「インスリン分泌」を目的とした「糖質摂取」を意識的に狙っていくことが重要です。

corollia.com

 

 

体内で合成できない必須アミノ酸9種のうち、バリン・ロイシン・イソロイシンの3種がBCAAだ。筋合成作用や体脂肪を減らす作用、筋肉痛の軽減作用などが報告されている。

ただ、筋合成作用はBCAAよりもEAAの方が強い。価格はBCAAの方が安いため、予算が少ない人にはBCAAがおすすめだ。

レーニング30分前からトレーニング中にかけて10g~15gを飲もう。起床直後は5gほどでOK

www.oricon.co.jp